2011年12月27日 商船三井フェリー「さんふらわあ ふらの」乗船記
今回は震災から復旧した大洗港から北海道まで久しぶりに船旅に出かけました。
今日の旅は、東京駅八重洲南口高速バスターミナルから始まるよ。
今回は商船三井フェリーが発売する、フェリーと高速バスのチケットがセットになった連絡きっぷ「パシフィック・ストーリー」というきっぷを利用しました。
このチケットは、東京駅-水戸駅の高速バスみと号の乗車券、水戸駅-大洗港の路線バス乗車券、大洗港-苫小牧港のエコノミールーム乗船券、苫小牧港-札幌駅の高速バスとまこまい号の乗車券がセットで11900円(B期間(繁忙期)運賃)というお得なきっぷです。
予約が電話予約のみだったり、購入窓口が限定されていたりと一部制約はありますが、非常にお得なきっぷです。別途等級差額運賃を支払えば上等級の船室を予約することもできます。
まずは東京のきっぷ発売箇所の、東京駅八重洲南口にある東京駅ハイウェイバス窓口できっぷを購入するよ。きっぷは1ヶ月前から出発の15分前まで購入することができます。
あらかじめきっぷを買っておこうと思いましたが、電話予約をした際に「きっぷを購入した時点からキャンセル料金500円がかかるので、当日にご購入ください」と親切にアナウンスしてくれました。
東京からのきっぷでは、乗船当日に東京駅八重洲南口を14時までに出発する高速バス「みと号」に乗車することができます。
今日は大洗観光をしたかったので、ちょっと早めの10時30分発のバスを利用しました。
八重洲南口3番乗り場で待っていると、出発の10分前にバスがやってきたよ。
「みと号」はJRバス関東、関東鉄道、茨城交通の3社が共同運行しています。10時30分の便はJRバス関東が運行する便だよ。新型のバスがくるかと思ったら、ちょっと古いいすゞガーラでした。
東京駅から水戸駅まで、首都高から常磐道を通るおよそ2時間のバス旅です。
途中車窓には東京スカイツリーや筑波山を楽しむことができました。
12時30分過ぎに水戸駅南口に到着しました。
水戸駅の立派な駅舎にビックリしました。ですが、階段が利用できなかったり、タイルがはがれていたりと震災の爪痕が今でも残っています。
さて、パシフィック・ストーリーでは水戸駅から大洗港までの路線バスを利用することができますが、大洗港行きのバスは、水戸駅北口を16時14分、16時32分発の2便なのでまだ時間があります。
それ以前の便では水戸駅から大洗派出所入口までのバスも利用することができますが、大洗派出所入口からフェリーターミナルまではおよそ700mくらい離れています。
バスの出発まで時間があったので、今回は鹿島臨海鉄道に乗って大洗まで行くことにしました。
鹿島臨海鉄道も震災の影響を受けていましたが、今年7月に全線復旧しました。
全線復旧を記念した「がんばっぺ!茨城」のステッカーが貼られていました。
水戸から大洗までは310円およそ20分です。
大洗駅から大洗プレミアムアウトレットまではタクシーで移動。ワンメーター660円でした。
アウトレットモールでお買い物&昼食です。
アウトレットモールから、今日乗船するさんふらわあ ふらのが入港する様子を眺めることができました。
買い物&お食事も終わって少し時間があったので、アウトレットモールの隣にある「大洗マリンタワー」に上ってみました。
展望台からは大洗港の全景を眺めることができます。
今日ははれていたので、遠く犬吠埼や筑波山、なんと富士山も眺めることができました。
16時30分過ぎ、マリンタワーから歩いてフェリーターミナルへ向かいます。
フェリーターミナルに到着すると、すでに乗船手続きが始まっていました。
乗船名簿に名前と住所を記入して、早速乗船手続きをします。
乗船手続きをするときに等級差額運賃を払います。今回は3000円プラスで利用することができるカジュアルルームで予約をしていましたが、当日空室が出ていたのでもう1ランク上等級のスタンダードルームに変更しました。スタンダードルームの等級差額運賃は7000円だよ。
出港1時間30分前の17時、乗船開始のアナウンスがありました。
現在大洗フェリーターミナルのギャングウェイが工事中のため、タラップから直接乗船しました。
さんふらわあ ふらののエントランスホール入口にはお正月らしく、門松と注連飾りが出迎えてくれました。
案内所で船室の鍵を受け取って、早速船室に移動しました。
今回利用したのスタンダードルームは4人定員の和洋室です。
船室には2段ベッドと奥に居間があります。奥には液晶テレビとDVDプレーヤ、目覚まし時計がありました。DVDは案内所でもレンタルしています。
ドアの横に、ロッカーと救命胴衣、反対側に洗面台が設置されていました。
今回は大学からの旅の相棒である「乗り物好きの全国あんぎゃ」の管理人どーなつさんと2人でこの部屋を利用しました。定員以下の2人で貸し切ると別途貸し切り料金が必要になるのですが、相部屋承認すると等級差額運賃の追加のみで利用することができます。今回は別のお客さん1人と相部屋で利用しました。
出航までまだ時間があるので、船室でゆっくりと過ごします。
18時になるとレストランから、夕食の営業を開始するとアナウンスがありました。
営業開始直後は混み合うので、少し待ってからレストランに行くことにしました。
レストランは最上階のAデッキにあります。
私たちが訪れた時は混雑も落ち着いていました。
さんふらわあ ふらの の食事は3食ともバイキングで、夕食1800円、朝食1000円、昼食800円です。お得な2食セット券(夕食+朝食または昼食)が2300円販売されており、こちらのセット券を購入して早速夕食です。
夕食は和食、洋食、中華とバラエティに富んでいます。
さんふらわあ ふらの では冬メニューとして「熱々カキ入りチャウダー」「小松菜とシメジの煮浸し」をはじめ、さんふらわあオリジナル「牛のたたき」「ホッキ焼売」「刺身盛り」など、目移りしてしまいそうなメニューが並んでいました。
バイキングにはドリンクバーもついていますが、アルコールは別料金で北海道限定ビールの「サッポロクラシック」や北海道産のワイン「トカップ」が600円で販売されていました。
デザートはさんふらわあオリジナルのプチケーキやコーヒーゼリー、アイスクリーム、果物などが並んでいました。
アイスクリームが濃厚でおいしかったので、おかわりをしてしまいました♪
夕食を食べている間に出港。定刻は18時30分発でしたが、15分ほど遅れての出港です。
汽笛を鳴らして、大洗港を後にします。
夕食後は展望大浴場で体を温めることにしました。
大浴場にはサウナも設置されており、ゆっくりと過ごすことができます。
流れていく風景を眺めながら入るお風呂、これが船旅の楽しみの一つでもあります。
私がお風呂に入っているときに、ちょうど福島県沖を航行していました。
福島沖の航行については、海上保安庁が発表している航行警報に基づき、福島第一原子力発電所から半径30km以内よりも離れた場所を航行しなくてはいけません。
さんふらわあ ふらの はこの海域では、およそ37km沖合を航行しています。
遠くに見える陸の街明かりが、福島第一原子力発電所の周辺では一切なくなり、見えるのは灯台の明かりだけでした。これが現実とかと少し切なくなりました。
脱衣所は無料のコインロッカー式で、窓側にはリクライニングチェアが並んでいました。
また、無料で利用することができる洗濯機と乾燥機が設置されていました。
お風呂で温まった後には、船内を探索することにしました。
まずは、さんふらわあ ふらの の顔ともいえる、エントランスホールです。
エントランスホールにある案内所では、DVDのレンタルや将棋、囲碁、オセロなどのレンタルサービスもあります。長い船旅の間を楽しく過ごすサービスが提供されています。
案内所の横には売店があり、食料品や日用品だけではなく、苫小牧、大洗のおみやげやさんふらわあオリジナルの乗船記念グッズも販売されています。
売店では電子マネーのEdyも利用することができるよ。
案内所の隣にはマリンシアターがあります、ここでは出港日と翌日の2回映画の上映があります。
マリンシアター入口の横には、さんふらわあ ふらの のスタッフの紹介がありました。
エントランスホールにはインターネットコーナーもありましたが、残念ながら故障中で使用することはできませんでした。インターネットコーナーの横には「さんふらわあ文庫」という本棚が設置されており、漫画や小説、雑誌などがあり、乗船中に自由に読むことができます。
それでは階段を上ってBデッキに行ってみましょう。
Bデッキ前方にはキッズルームがあります。キッズルームは靴を脱いで利用するお部屋で、ブロックやぬいぐるみ、絵本などがおいてあり、誰でも自由に利用することができます。深夜には、このお部屋で横になっている乗客がちらほらといました。
キッズルームの横には売店掲示板がありました。
この掲示板では、さんふらわあオリジナルグッズが紹介されていました。
グッズの一つであるキーホルダーのクイズ、文字旗が何という風にならんでいるかな?
さんふらわあだから、答えはアレですね♪
Bデッキにはゲームコーナーもあります。スロットやパチンコ、ビデオゲームからUFOキャッチャーまでいろいろな種類のゲームが設置されています。
ゲームコーナーは2室用意されており、それぞれ禁煙、喫煙と分煙されていました。
ゲームコーナーの隣には、カジュアルルームが並んでいます。
私が最初に予約していたお部屋がこちらです。
さんふらわあ ふらの のカジュアルルームは12人部屋の2段ベッドが並んでいる船室です。
船内には自動販売機コーナーが数カ所設置されています。
ソフトドリンクはもちろん、アルコールやおつまみも販売されています。
売店の営業が終わった後にも活躍してくれます。
カラフルな船内案内図もあります。
さんふらわあ ふらの の船内はデッキごとに色分けされています。
デラックスルームが並んでいるBデッキは暖色系。
スタンダードルームが並んでいるCでっきは寒色系で統一されています。
視覚的にもわかりやすいですね。
最上階のAデッキ後方には展望ラウンジスペースがあり、だれでも自由に利用することができます。テーブル席やソファーが並んでいます。
私が訪れたときには賑やかな酒盛りが行われていました。
これで一通り船内のまわったところで、再び船室に戻ります。
船室に戻り、私は今日撮影した写真を整理したり、相方はタブレットPCでブログの更新をしていました。
私はNTT Docomoの携帯を利用していますが、携帯電話もほとんどの海域で利用することができました。相方が持っていたE-MobileのWifiルータも本州の沿岸沿いを航行中はおおむね利用することができました。
圏外になったのは陸地から離れる福島県鵜ノ尾崎から宮城県金華山沖、青森県尻屋崎沖から苫小牧入港前まででした。
翌朝日の出は6時51分、岩手県久慈沖でした。
残念ながら雲が多くて日の出を拝むことはできませんでした。
レストランの朝食営業が始まったので、早速朝食へ向かいます。
日の出を眺めることはできませんでしたが、しばらくすると窓から日差しが入ってきました。
朝食は和洋食バイキングです。
ミートオムレツやウインナー、ポテトフライ、サラダ、焼き魚やだし巻き卵など朝から食べ過ぎちゃいそうです。
特においしかったのは、ミルクブレッドとクルミブレッドです。
これは苫小牧市にあるノーザンホースパークの手作りパンです。
軽くトーストすると香ばしくてとてもおいしかったです。
デザートはナタデココヨーグルトとミルクイチゴプリンです。
もう朝から食べすぎです。
朝食後は一休みした後に、大浴場でひとっ風呂。
昨日は流れゆく星空を長めながらの入浴でしたが、今朝は流れる風景を長めながらゆっくりとお湯につかります。
青森県尻屋崎沖を航行中に反航したシルバーフェリーのべにりあです。
遠く見える下北半島には雪が積もっているのが見えます。北に来たんだと実感する瞬間ですね。
12時からはレストランの昼食営業が開始されました。
昼食は800円でサラダがついたカレーバイキングです。
カレーはビーフ、チキン、野菜と子供向けの甘口の4種類あります。
どのカレーもおいしかったですが、私のお気に入りはビーフカレーです。
角切りの煮込まれた牛肉が入っていて、とてもおいしかったです。
甘口のカレーも果物と一緒に煮込まれていて、こちらも好みでした♪
昼食も終わった頃、船窓からは遠く樽前山が見えてきました。
まもなく苫小牧港に入港です。
ここで、ちょっとデッキに出てみましょう。
デッキには入港の様子を見学する乗船客でにぎわっていました。
端艇甲板に掲示されている船名です。
さんふらわあ ふらの 大洗←→苫小牧と書かれています。
救命浮き輪です、私の旅の相棒カピバラさんと一緒にぱちり。
そうそう震災以降、相棒のカピバラさんにはホイッスルとマグライトがセットされました。
こちらも私の救命キットです。
苫小牧港の岸壁が近づいてきました。デッキでは着々と入港準備が行われています。
定刻の13時30分に苫小牧港に着岸しました。
入港後、ギャングウェイやタラップの準備に15分ほど時間がかかるので、徒歩客の下船は13時45分でした。
今回お世話になった さんふらわあ ふらの 号です。
後ろには太平洋フェリーの きそ 号も停泊していました。
大洗から苫小牧まで407.3海里(約754km)19時間の船旅が終了しました。
年末の帰省客でほぼ満席な船内でしたが、今回は海況も良好で大きな揺れもなく快適な船旅でした。
私も久しぶりの北海道に帰省しました。お正月を家族で楽しんできたいと思います。
ちなみに帰りもパシフィック・ストーリーを利用して大洗まで帰ります。
ということで、次回はさんふらわあ さっぽろの乗船記へと続きます。
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